たまにいる全然逃げないメタルスライムみたいに、立ち向かっていこうっていう自分向けの話

こんにちは。まつです。
プレミアムフライデー感を微塵も感じない都内カフェから。
いよいよ週明けから新しい仕事が始まるとあって、いささか緊張気味のわたくしです。今回の転職はまじで再起かかってるから、頑張らなきゃな…。



逃げ続けて、逃げ切って、その代償は大きかった

僕は昔から嫌いなことからは逃げ続けていました。
もうね、物心ついた頃から逃げてましたね。生まれながらの逃亡者。Natural Born Fugitive.ちょっとかっこいい。宿題なんてまともにやった記憶があまりないですし、悪いことしたのを親に言わずに、それがバレて怒られるとかね。今でもその逃げ癖は絶賛発揮中でございます。でもね、結局逃げ切れたことなんてほぼないんですよね。逃げれば逃げるほど敵のレベルが上がってやっかいなやつに進化します。ちょうど、倒せる寸前でベホマしまくるベホマスライムみたいにね。
そんな感じで生きてることの何が問題かって、信頼を失うとか、物事がもっと面倒になるとかってことももちろんあるんだけど、もっと問題なことがあると思うんですよ 。それは、「問題解決力がつかない」こと。そりゃそうだよね。ドラクエで例えると(ちなみにドラクエは1タイトルも全クリしたことない)、序盤のスライムやらドラキーとかの敵から逃げ続けてたら、なんかストーリーだけ進んじゃった感じ。 どんどん敵も強くなるじゃん。キラーマシンとか。ストーリー進んでてもずっと逃げてたから経験値も稼いでなくてレベル上がってないじゃん。当然勝てなくて詰むよね。逃げてるから経験値貯めてなくて敵に勝てない。今の僕の状況がまさにそれです。僕は今は社会人6年目の27歳です。6年目っていったら、会社でもそれなりのことを任せて貰えたり、部下ができたりするポジション。転職先でも高いスキルがあって当然だと見られます。求められるハードルが高いってことですね。逃げ癖は人生詰むからほんとに。今やるべきことがある人。やらなきゃなって思ってることがある人。難しいことじゃなくていいです。部屋の掃除とか、市役所の手続きとか、LINEの返事とか。どんな小さいことでも是非やりましょう。

もしかしたら僕は自らハードモードを選んでしまったのかもしれない

僕が人生難しいと感じるようになってしまったのは、1度目の転職をした後からです。新卒で入社した会社は、医薬品(病院でもらう薬。処方箋ないともらえないやつ)の卸売の会社でした。そこの営業職として就職しました。これまでの人生と同様に惰性で日々を過ごし、仕事で大きな成果も挙げようとせず淡々と業務をこなすだけ。お得意先の事情もあり、スキルアップを意識しづらい職種ということもありますが、今回はそこは触れません。そんな僕も「もっとお金が欲しい!オレはこんな仕事で終わるヤツじゃない!」という若さゆえの勢いだけはありました。そして転職を決意。転職先はMR。業務上日々関わっている人たちなので、どういう仕事をしているのかはある程度分かっている「つもり」でした。「いいよなーMR。のんびりしてそう…。それで給料めっちゃいいしなー。頭よさげだしなぁ。」MRは僕の憧れ要素が詰まった仕事に見えていました。給料・知識・プレゼン力で勝負・スマートさ…。完全に良い部分だけ、うわべだけの部分を見ていたのであります。でもちょっと待ってください。僕はろくに仕事を頑張ってきてない人間です。そもそも頑張るということがよくわかってない人間です。今振り返ったら失敗するにきまってるわなって感じですね。ゲームですらレベル上げずに強敵に挑むことはしないはずです。でも僕はそれを、よりにもよって自分の人生でやってしまったわけです。それまでの適当なスタンスでは到底仕事にならず、自分や会社の信頼を失いまくった挙句、メンタルが壊れました。バールのようなもので殴られたかの如し。(いやそこはドラクエ風の表現でいけよ)今は復活したことにしてます。じゃなきゃ転職なんてできませんからね。ちなみに来週からの新しい仕事も、決してランクを落としたものではございません。どうも僕はハードな道を選ぶのが好きらしいです。まぁ、音楽もロックが好きですし。

「今直面している問題は、必ず解決できるようになっている」のだそうです

こんなことになってしまっている僕ですが、自分で選んだ道です。それに何らかの有意義な意味付けをしていかなきゃやってられません。ここまで書いてきたように、あらゆる物事から逃げ続け、努力を怠ってきたツケがここにきて回ってきたようです。MRに転職して失敗してしまったのも、前職の臨床開発モニター(CRAといいます。これについては今度書くよ)でも失敗してしまったのも、このままじゃいけないと僕に気づかせてくれるきっかけになりました。2回失敗しました。ツーアウトです。あとは言わずもがな。1アウトした時、つまりMRで失敗してCRAに転職したときは、「MRが向いてなかったんだ!営業なんてう○こだ!」って言い訳をしていました。営業じゃないCRAならきっと…という浅い考えで転職をし、見事に2アウト。しかも1球目でファーストゴロみたいな感じで、半年で退職しました。さっきから野球で例えてますが、野球はできません。ルールすら危ういです。この2回の失敗で、僕はMRが合わなかったんじゃなく、CRAが合わなかったんじゃなく、単に自分のスキルやマインドが追い付いてないんだなと痛感しました。変わらなきゃいけないんだなと気づかせてくれました。僕は転職先を決めずに前職のCRAを辞めてしまいました。しかし27歳で3つの会社を辞めている人間に対して、社会は厳しい目を向けてきます。全然就職先が決まらなくて、貯金もあとわずかでなくなるという不安に駆られ、どうしようもない時期がありました。見出しに書いた言葉は、その不安な時期に僕を支えてくれた言葉です。振り返れば、確かにその通りです。「MRになりたい」という悲願(問題)は達成(解決)できました。MR、CRAが辛くて(というか逃げ出したくて)辞めたいという問題も解決できました。今回、そんな風に逃げてきたけど、それなりの仕事に就職したいという問題も解決しました。僕は逃げ癖は身を滅ぼしかねないことを今までよりもはっきりと認識して、それをなんとかしたいという問題に直面しています。だから今回も、それは解決できるんだと思っています。